患者さんの声
アトピー性皮膚炎の症状と長く付き合いながら、症状をコントロールし、ご自身のYouTubeチャンネルでも体験談を発信されているわくたよしのぶさんと一緒に、「アトピー性皮膚炎のリアル」についてお話をお伺いしました。
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わくたさん:
いろいろ調べているうちに、
「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」というものにたどり着いたんです。
「こんなに医学として、治療の方針が示されているんだ」と、すごく驚きました。
薬のぬる量や1)、プロアクティブ療法2)、そして、「ぬり薬・飲み薬・注射などの薬物療法やスキンケア・悪化要因の除去」の3本柱でやっていくことが大切3)だと書かれていて。
それまで自分がやってきたことと、あまりにも違っていて、びっくりしました。
1)大塚篤司、堀向健太:図解 最新医学で治すアトピー 株)河出書房新社:P46-47、2021
2)大塚篤司、堀向健太:図解 最新医学で治すアトピー 株)河出書房新社:P56-57、2021
3)大塚篤司、堀向健太:図解 最新医学で治すアトピー 株)河出書房新社:P32-33、2021
わくたさん:
「よくなりますか?」って、みんな聞きたいと思うんですが、
それよりも、例えば、顔の赤みとか首のかゆみとか、どの部分のどんな症状に困っているかをはっきり伝えた方が先生も分かりやすいと思います。
また、「かゆみがとれたら何がしたいか」、「困っていることが解消したら何をしたいか」など、よくなった後の希望までをはっきり伝えた方が、先生も治療方針を立てやすいと思うんです。
でも、治療の選択肢にはどんなものがあって、今自分はどの治療を受けているのか。そこを理解できていないと、「今困っている症状をどう改善したいのか」、「治療で何を目指したいのか」といった治療目標も、自分では見えてこないんですよね。
だから、以前の僕みたいに、「とにかくよくなりたいから、薬をください」みたいな感じで、
先生との会話もふわっとした感じになっちゃうんですよね。
わくたさん:
特に、頬の赤みが一番困っていて、先生に「仕事でお客さんと話すので、頬の赤みをしっかり改善したい」
と伝えました。すると先生が、
「今使っている薬の影響かもしれないし、アトピーとしての炎症が残っている可能性もある。今は判断できないから、一度、頬に赤みの影響が出にくい薬に変えて、様子をみてみませんか?」と提案してくれたんです。
「なるほど、そんな2つの可能性があるんだ」と納得しました。僕が先生に治療の反応を伝えて、様子を見ながら治療を選択していくっていうのが、一緒に取り組めてる感じがすごくしました。
たくさんの薬があって、たくさんの患者さんがいて、反応や治り方も人それぞれ。だからこそ、先生も患者さんと会話しながら、一緒によりよい方法を見つけていくことが大切なんだ、と思えるようになりました。