監修 江藤隆史先生

東京逓信病院 皮膚科 客員部長 /
あたご皮フ科 副院長

アトピー性皮膚炎
について

アトピー性皮膚炎とは、良くなったり悪くなったりを繰り返す、かゆみのある湿疹を主な症状とする皮膚の病気です。

アトピー性皮膚炎は、遺伝的な要因に加えて、環境要因が複雑に絡みあい発症します。症状の経過は慢性的であり、年齢とともに変化します。

そして、他のアレルギーの病気を合併することが多いとされています。

医療情報科学研究所編 : 病気がみえるVol.06 免疫・膠原病・感染症
 第2版、アトピー性皮膚炎 : P52、2018

監修 江藤隆史先生

東京逓信病院 皮膚科 客員部長 /
あたご皮フ科 副院長

アトピー性皮膚炎について

アトピー性皮膚炎とは、良くなったり悪くなったりを繰り返す、かゆみのある湿疹を主な症状とする皮膚の病気です。

アトピー性皮膚炎は、遺伝的な要因に加えて、環境要因が複雑に絡みあい発症します。 症状の経過は慢性的であり、年齢とともに変化します。

そして、他のアレルギーの病気を合併することが多いとされています。

 

医療情報科学研究所編 : 病気がみえるVol.06 免疫・膠原病・感染症 第2版
  アトピー性皮膚炎 : P52、2018

アトピー性皮膚炎になりやすいタイプ

 

「アトピー素因」を持つ人は、アトピー性皮膚炎を発症しやすいと考えられています。

次のようなタイプの人にはアトピー素因があります。

家族や自分自身が気管支喘息、アレルギー 性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎のうち いずれかに罹った経験がある

IgE抗体を産生しやすい体質

IgEとは・・Igは免疫グロブリンの略で、ウィルスなどの異物を認識して排除してくれる物質です。IgEはダニやハウスダストなど日常的に環境中に存在する物質に反応します。

アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018

アトピー性皮膚炎
になりやすい
タイプ

 

「アトピー素因」を持つ人は、アトピー性皮膚炎を発症しやすいと考えられています。

次のようなタイプの人にはアトピー素因があります。

家族や自分自身が気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちいずれかに罹った経験がある

IgE抗体を産生しやすい体質

IgEとは・・Igは免疫グロブリンの略で、ウィルスなどの異物を認識して排除してくれる物質です。IgEはダニやハウスダストなど日常的に環境中に存在する物質に反応します。

アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018

アトピー性皮膚炎が起こる理由

アトピー性皮膚炎は、アレルギー反応の体質を持つ人が、食物やダニ、花粉などアレルゲンに触れることで体の免疫システムが過剰に反応して、炎症を起こすという免疫学的な異常が発症に関係していると考えられてきました。

最近では、さらに研究が進み、アトピー性皮膚炎の発症には、アレルギー体質とは別に、皮膚が乾燥し、バリア機能が低下して皮膚に炎症が起きやすい体質も重要な要因であることが分かってきました。

つまり、アトピーは「持って生まれたアレルギー体質」とアレルギーとは別の「皮膚のバリア機能が低下する体質」とが重なり合って起きる病気なのです。

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第2章
アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p32、2005

アトピー性皮膚炎発症のメカニズム

五十嵐敦之 : EBNURSING Vol.11 Suppl.1:196-202, 2011

アトピー性皮膚炎が
起こる理由

 

アトピー性皮膚炎は、アレルギー反応の体質を持つ人が、食物やダニ、花粉などアレルゲンに触れることで体の免疫システムが過剰に反応して、炎症を起こすという免疫学的な異常が発症に関係していると考えられてきました。

最近では、さらに研究が進み、アトピー性皮膚炎の発症には、アレルギー体質とは別に、皮膚が乾燥し、バリア機能が低下して皮膚に炎症が起きやすい体質も重要な要因であることが分かってきました。

つまり、アトピーは「持って生まれたアレルギー体質」とアレルギーとは別の「皮膚のバリア機能が低下する体質」とが重なり合って起きる病気なのです。

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p32、2005

アトピー性皮膚炎発症のメカニズム

五十嵐敦之 : EBNURSING Vol.11 Suppl.1:196-202, 2011

アトピー性皮膚炎の皮膚は

バリア機能がこわれた状態

 

もともと皮膚には微生物や病原菌、ウイルス、そしてダニやホコリなどの異物による外的な刺激からからだを守る「バリア機能」が備わっています。皮膚のバリア機能において中心的な役割を担っているのが、皮膚の角質層という表面の部分にある“セラミド”です。

セラミドは皮膚のうるおい成分で、皮膚の内部への異物の侵入を防ぐとともに、皮膚の表面をしっとりさせる保湿作用を持っています。アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚では、このセラミドが減っているために、細胞に隙間ができてしまい、その隙間から水分が逃げて、肌が乾燥しやすい状態になっています。

そのため、炎症が起きてない時にも、外からのちょっとした刺激(例えば、こする、汗をかく、花粉がつくなど)でも強いかゆみが起こりやすい状態となっています。

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで
第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p34、2005

アトピー性皮膚炎の患者さんと普通の健康的な肌の違い(イメージ図)

江藤隆史 : シリーズ専門医に聞く 「新しい治療とクスリ」 2アトピー性皮膚炎、論創社 : p39、 2016

〜アトピー性皮膚炎を悪化させる要因は

生活環境にないですか?〜


生活環境は、アトピー性皮膚炎を悪化させる要因として見直す必要があります。一見すると、清潔で温度調節の行きとどいた住まいは、ダニが住み着いてカビが生えやすい環境です。イヌやネコ、ハムスターなどの小動物にアレルギー反応を起こす人もいます。精神的なストレスがアトピー性皮膚炎を悪化させることもあります。

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで
第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p33、2005

アトピー性皮膚炎を悪化させる要因

ダニ(ヒョウヒダニ) ★もっとも多い
ハウスダスト(ホコリ) ★多い
カビ類
花粉(スギ、イネ、ブタクサ、シラカバなど)
ペットの毛
食べ物(牛乳・卵・大豆など)
おとなの場合、ほとんど制限する 必要はありません。
子どもの場合でもまれです。
精神的ストレス
環境汚染??(これも悪化要因のひとつかもしれません)

 

江藤隆史:おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで  第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p33、2005

アトピー性皮膚炎の
皮膚はバリア機能が
こわれた状態


もともと皮膚には微生物や病原菌、ウイルス、そしてダニやホコリなどの異物による外的な刺激からからだを守る「バリア機能」が備わっています。皮膚のバリア機能において中心的な役割を担っているのが、皮膚の角質層という表面の部分にある“セラミド”です。

セラミドは皮膚のうるおい成分で、皮膚の内部への異物の侵入を防ぐとともに、皮膚の表面をしっとりさせる保湿作用を持っています。アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚では、このセラミドが減っているために、細胞に隙間ができてしまい、その隙間から水分が逃げて、肌が乾燥しやすい状態になっています。

そのため、炎症が起きてない時にも、外からのちょっとした刺激(例えば、こする、汗をかく、花粉がつくなど)でも強いかゆみが起こりやすい状態となっています。

 

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで
第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p34、2005

アトピー性皮膚炎の患者さんと普通の健康的な肌の違い(イメージ図)

江藤隆史 : シリーズ専門医に聞く 「新しい治療とクスリ」 2アトピー性皮膚炎、論創社 : p39、2016

〜アトピー性皮膚炎を
悪化させる要因は
生活環境にないですか?〜


生活環境は、アトピー性皮膚炎を悪化させる要因として見直す必要があります。一見すると、清潔で温度調節の行きとどいた住まいは、ダニが住み着いてカビが生えやすい環境です。イヌやネコ、ハムスターなどの小動物にアレルギー反応を起こす人もいます。精神的なストレスがアトピー性皮膚炎を悪化させることもあります。

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで
第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p33、2005

アトピー性皮膚炎を悪化させる要因

ダニ(ヒョウヒダニ) ★もっとも多い
ハウスダスト(ホコリ) ★多い
カビ類
花粉(スギ、イネ、ブタクサ、シラカバなど)
ペットの毛
食べ物(牛乳・卵・大豆など)
おとなの場合、ほとんど制限する 必要はありません。子どもの場合でもまれです。
精神的ストレス
環境汚染??(これも悪化要因のひとつかもしれません)

 

江藤隆史:おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第2章
アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p33、2005

アトピー性皮膚炎で

おこりやすいかゆみの悪循環

アトピー性皮膚炎のかゆみは、最初は狭い範囲でごく軽いものだったのが、指や爪でひっかいてしまうことによりどんどん広がり、皮膚のバリア機能をこわして悪循環に陥ります。

バリア機能が壊れて無防備になった皮膚の表面からは、ダニやカビ、花粉、紫外線、洗剤などの異物の刺激がどんどん入り込み、ますます痒みが増します。
そして、かけばかくほど皮膚の炎症が広がり、またかゆくなっていきます。

そのため、アトピー性皮膚炎の悪循環を断ち切るためには、かゆみ対策が重要です。

江藤隆史 :おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 :p40、2005

アトピーのかゆみのメカニズム

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで
第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p41、2005

アトピー性皮膚炎で
おこりやすい
かゆみの悪循環

アトピー性皮膚炎のかゆみは、最初は狭い範囲でごく軽いものだったのが、指や爪でひっかいてしまうことによりどんどん広がり、皮膚のバリア機能をこわして悪循環に陥ります。

バリア機能が壊れて無防備になった皮膚の表面からは、ダニやカビ、花粉、紫外線、洗剤などの異物の刺激がどんどん入り込み、ますます痒みが増します。

そして、かけばかくほど皮膚の炎症が広がり、またかゆくなっていきます。

そのため、アトピー性皮膚炎の悪循環を断ち切るためには、かゆみ対策が重要です。

江藤隆史 :おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで
第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 :p40、2005

アトピーのかゆみのメカニズム

江藤隆史 : おとなのアトピー治療とライフスタイル〜メイク術まで
第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p41、2005

アトピー性皮膚炎の症状


皮膚の乾燥状態は年齢によって変わっていくため、アトピー性皮膚炎の症状も年齢 によって変わっていく傾向にあります。
乳児期
0〜2歳

◯じくじくした湿疹が、主に顔や頭などにみられます。

◯この時期には皮脂の分泌が盛んなため、アトピーではない赤ちゃんでも湿疹ができることが多いので、すぐに診断がつかないこともあります。

幼・小児期
3〜12歳

◯この時期の子どもは、実は高齢者とよく似た乾燥肌です。アトピーの症状も、カサカサしています。

◯角質が乾燥して白いカスが皮膚の表面についたり、かきこわし続けるとゴワゴワしてコケのように厚くなります。

◯耳切れも見られます。

◯ダニやハウスダストに対するアレルギーが主体になります。

思春期・成年期
13歳〜

◯思春期にはホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んになり、乾燥肌がしっとりするので一時的にアトピーの症状が軽くなることもあります。 逆にニキビが出て、悩みのたねになることもあります。

◯一方で、受験や人間関係のストレスなどが加わり、重症化して治りにくくなる例も増えています。

◯成年期以降になると、顔全体が赤くなったり、首に黒褐色のさざ波のような色素沈着が見られたりするようになります。

◯腕や脚にしこりのようなブツブツ(結節性痒疹)ができるなど、いわゆる「成人型のアトピー」になると、アトピー性皮膚炎が長期化して、なかな か症状が改善しないこともあります。

注意:上記の内容が全ての患者さんに

当てはまるものではありません。

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p38-39、2005

〜アトピー性皮膚炎の湿疹のタイプ〜


アトピー性皮膚炎の湿疹には様々なタイプがあります。

写真提供:江藤隆史先生 (東京逓信病院 皮膚科 客員部長/あたご皮フ科 副院長)

アトピー性
皮膚炎の症状


皮膚の乾燥状態は年齢によって変わっていくため、アトピー性皮膚炎の症状も年齢 によって変わっていく傾向にあります。
乳児期
0〜2歳

◯じくじくした湿疹が、主に顔や頭などにみられます。

◯この時期には皮脂の分泌が盛んなため、アトピーではない赤ちゃんでも湿疹ができることが多いので、すぐに診断がつかないこともあります。

幼・小児期
3〜12歳

◯この時期の子どもは、実は高齢者とよく似た乾燥肌です。アトピーの症状も、カサカサしています。

◯角質が乾燥して白いカスが皮膚の表面についたり、かきこわし続けるとゴワゴワしてコケのように厚くなります。

◯耳切れも見られます。

◯ダニやハウスダストに対するアレルギーが主体になります。

思春期・成年期
13歳〜

◯思春期にはホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んになり、乾燥肌がしっとりするので一時的にアトピーの症状が軽くなることもあります。 逆にニキビが出て、悩みのたねになることもあります。

◯一方で、受験や人間関係のストレスなどが加わり、重症化して治りにくくなる例も増えています。

◯成年期以降になると、顔全体が赤くなったり、首に黒褐色のさざ波のような色素沈着が見られたりするようになります。

◯腕や脚にしこりのようなブツブツ(結節性痒疹)ができるなど、いわゆる「成人型のアトピー」になると、アトピー性皮膚炎が長期化して、なかな か症状が改善しないこともあります。

注意:上記の内容が
全ての患者さんに
当てはまるものでは
ありません。

 

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p38-39、2005

〜アトピー性皮膚炎の湿疹のタイプ〜


アトピー性皮膚炎の湿疹には様々なタイプがあります。

写真提供:江藤隆史先生
(東京逓信病院 皮膚科 客員部長/あたご皮フ科 副院長)

アトピー性皮膚炎による、

日常生活や精神面への影響

 

アトピー性皮膚炎では皮膚症状に加えて、症状の強さに応じ、日常生活や精神面に様々な影響を及ぼします。そして、この問題は皮膚症状と同じくらい患者さんにとって大きな負担となることがあります。

日常生活への影響

痒みによって仕事や勉強に集中できない
痒みによって仕事や学校を 休まなくてはいけない
洋服が自由に選べない
髭剃り、メイクアップに制限がある
自由に行動することができない
集団で行動することができない
人間関係に満足できない
夜、眠れない
面接試験に影響しないか不安に感じる

精神的な影響

イライラする
友人からアトピーについて言われて 嫌な気持ちになる
不安
うつ

Anderson RT.et al.:Curr Allergy Asthma Rep 2001:1,309-315
室田浩之 : 診療と新薬 第47巻 第9号 : 148-157,2010
J Am Acad Dermatol 2018 Sep;79(3):448-456.e30

アトピー性皮膚炎
による日常生活や
精神面への影響

 

アトピー性皮膚炎では皮膚症状に加えて、症状の強さに応じ、日常生活や精神面に様々な影響を及ぼします。そして、この問題は皮膚症状と同じくらい患者さんにとって大きな負担となることがあります。

日常生活への影響

痒みによって仕事や勉強に集中できない
痒みによって仕事や学校を 休まなくてはいけない
洋服が自由に選べない
髭剃り、メイクアップに制限がある
自由に行動することができない
集団で行動することができない
人間関係に満足できない
夜、眠れない
面接試験に影響しないか不安に感じる

精神的な影響

イライラする
友人からアトピーについて言われて 嫌な気持ちになる
不安
うつ

Anderson RT.et al.:Curr Allergy Asthma Rep 2001:1,309-315
室田浩之 : 診療と新薬 第47巻 第9号 : 148-157,2010
J Am Acad Dermatol 2018 Sep;79(3):448-456.e30

アトピー性皮膚炎の診断

アトピー性皮膚炎には「アトピー性皮膚炎の診断基準」があり、わが国ではシンプルに次の3つの基準、 

1.痒みがあるかどうか

2.湿疹がアトピー性皮膚炎に特徴的なものであるかどうか、左右対側性に分布しているか

3.症状が慢性的に繰り返しおこっているかどうか

について照らし合わせて診断されます。

アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より改変

診断や重症度の判断に用いる血液検査の指標

病院では皮膚や血液のアレルギー反応をみる検査も合わせて実施し、診断や重症度を判断するための参考にします。主な指標としては、血清IgE値、末梢血好酸球数、血清LDH値、血清TARC値などがあります。

 

血清IgE値:Igは免疫グロブリン(Immunoglobulin)の略で、ウィルスなどの異物を認識して排除してくれる物質です。血清IgE値はアトピー性皮膚炎患者さんの80%で高値を示すと言われています。
末梢好酸球数:アトピー性皮膚炎の重症度が高いと数値が高くなるという関係性があり、また、病勢を評価するための指標となるとされています。
血清LDH値:皮膚の炎症による組織傷害を反映していると考えられ、皮疹が改善すると、血清LDH値も正常値となる傾向があるため、皮疹が改善しても、数値が下がらない場合は、他の病気を合併している可能性も考えます。
血清TARC値:アトピー性皮膚炎患者さんの血清中TARC値は、重症度に一致して上昇します。血清IgE値、LDH値、末梢血好酸球数と比べて、アトピー性皮膚炎の病勢をより鋭敏に反映している指標とされています。そのため、「血清TARC値○○以下を目指しましょう」と、短期的な治療目標値に血清TARC値を設定して外用薬などの治療に取り組むこともあります。

アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より抜粋
中村晃一郎:別冊医学のあゆみ アトピー性皮膚炎UPDATE アトピー性皮膚炎の病勢を示す検査値:49-52、2016

―Let’s TRY

「ご自身のアトピーの状態を数値化してみましょう」
アトピーの状態をスコア化して、点数で評価する方法があります。
点数にしてみると、患者さん自身が思っているよりもスコアが高いということもあります。

POEM(The Patient Oriented Eczema Measure:ポエム)

このスコアは患者さんや保護者が記入するもので、患者さんと治療目標を一緒に共有し、治療を進めていくときに用いると有用とされています。

アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より抜粋
Charman CR et al.: Br J Dermatol 169: 1326―1332,2013

アトピー性皮膚炎の治療の流れ

アトピー性皮膚炎には様々な治療の選択肢があり、治療が開始されるまでのおおまかな流れは以下のようになります。

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p51、2005より改変
アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より抜粋

アトピー性皮膚炎の治療ガイドラインにも記載されていますが、治療目標を持って取り組むのはとても大切なことです。将来、こうなりたいという遠い目標も大切ですが、「この1週間の治療目標はとにかくしっかり薬を塗って、痒みを今の3分の1まで減らしていきましょう」など、今回の治療をなんのためにやるか目標をしっかりと先生と話しておくことが治療を続けるためのモチベーションになります。

古江増隆:臨床と研究97巻3号:284-290,2020

治療の3本柱

アトピー性皮膚炎の治療の3本柱は以下の図に記したように、「薬による治療」、「スキンケア」、「悪化要因への対策」になります。

薬による治療をする

スキンケアをする

ダニなどアトピーの悪化要因に
なるものを見つけて除去する

この3つを治療の3本柱というのは、互いに支え合って立っているためです。スキンケアをさぼってお薬だけを塗るというように、どれか一つがグラグラしていると、治療の効果が期待できないと考えられています。

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第3章 薬による治療が基本です 小学館 : P58、2005より改変
アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より抜粋

「薬による治療」、「スキンケア」、「悪化要因への対策」について詳しくご紹介します。

薬による治療


薬による治療には、塗り薬による外用療法と紫外線照射、飲み薬、注射などの全身療法があります。
外用療法
● 保湿外用薬
  皮膚のバリア障害による乾燥肌を改善するためのお薬です。アトピー性皮膚炎の標準治療のベースとなる治療法です。

● ステロイド外用薬
  皮膚の炎症を抑える塗り薬で、強さのランクによって塗る部位がガイドラインで定められています。症状が強い時には、皮膚の炎症を抑えるために、十分な量をしっかりと塗る必要があります。

 
●免疫抑制外用剤
  免疫抑制剤という種類のお薬の外用剤で、アレルギーの免疫反応を抑える抗炎症作用により、皮膚炎の赤みやかゆみを抑えます。ステロイド外用剤の副作用が出やすい顔面や首などに使われることが多いお薬ですが、全身どこでも使えます。カルシニューリン阻害薬に加えて、最近ではJAK阻害薬の外用が用いられています。

全身療法
● 抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬
  飲み薬として服用します。今ある痒みを抑える作用が主体です。このお薬はアトピー性皮膚炎以外に、花粉症やアレルギー性鼻炎、結膜炎、喘息などのアレルギー性疾患の治療でも使用されるため、他のアレルギー性疾患で病院を受診するときには、現在、すでに薬を服用していることを医師に伝えましょう。

● 免疫抑制剤
  臓器移植で用いられる免疫抑制剤を少なめの量で内服します。かゆみを抑える効果が抜群です。外用で用いるステロイドも内服で有効ですが、副作用のことを考えて、シクロスポリンAが、よく用いられます。

● 生物学的製剤
  アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚の内部で免疫細胞が産生している物質の働きを抑えます。それによって、皮膚の炎症を抑え、かゆみや皮疹などの症状を 改善するお薬です。

●JAK阻害剤
       アトピー性皮膚炎の症状に関与する複数のサイトカイン(IL-4,IL-13,IL-31など)という物質の働きを抑えてかゆみや皮膚の炎症を抑えて効果を出すお薬です。

古江増隆:臨床と研究97巻3号:284-290,2020
江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第3章 薬による治療が基本です 小学館 : P58、2005より改変

スキンケア

スキンケアはアトピー性皮膚炎の治療の一つですが、症状が出ている、出ていないに関係なく行う必要があります。アトピー体質の人の皮膚は、症状が出ていない時や出ていない部分でも刺激に対して敏感な状態のため、スキンケアをしっかりと行い、低下している皮膚のバリア機能を補正する必要があります。

●スキンケアの基本は、「適度な」清潔

皮膚の表面についている皮脂などのカスや汗、ほこり、日焼け止めの成分などを、刺激の少ない洗浄料とぬるま湯で洗い流して、皮膚の清潔を保つようにします。1日1回入浴し、汗をかいたときや夏の朝はできればシャワーで汗を洗い流しましょう。汗をそのままにすると、アトピーの悪化要因になります。ポイントは皮膚に刺激を与えない「適度な」というところです。

 

●体を洗うのは手か柔らかい木綿のタオルかガーゼで

●ナイロンタオル、スポンジ、ボディブラシは刺激があるのでNG

●髪や顔、体についた洗浄料はきれいに洗い流す。髪の生え際には、洗顔料が残りやすいので注意しましょう。

●熱いお湯はNGです。目安は38〜40度のぬるま湯に20分以内

●お風呂から出るときは、ぬるま湯のシャワーを全身に浴びて、ほてりを冷ましてから、柔らかいタオルで押さえるようにして水分を拭き取ります。

 

●スキンケアの仕上げは、「すばやい」保湿

入浴やシャワーをした後は、間髪入れずにすぐに保湿をします。目安は10分以内です。保湿のコツは、皮膚がまだ湿っているくらいの状態で、手早く保湿薬などを塗ることです。洗顔や入浴の直後は、皮膚の角質層が水分を含んで膨らんだ状態になっているためで、保湿しないで30分以上放置すると入浴・洗顔前より乾燥してしまうからです。

 

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第3章 薬による治療が基本です 小学館 : P58、2005より改変
アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より抜粋

悪化させないためのライフスタイル

お薬や毎日のスキンケアと併せて、アトピー性皮膚炎の治療で重要となるのが、日常生活の中でアトピーを悪化させている要因を見つけて、少しでもそれらを排除する対策を立てることです。

● 日常生活の中によくある悪化要因
  唾液、汗、髪の毛の接触、衣類との摩擦などの日常生活での非特異的な刺激でアトピー性皮膚炎が悪化することがあります。

● 触れたものに対するアレルギーによる悪化要因
  外用薬、化粧品,香料、金属、シャンプーやリンス、消毒薬などを触ったことでアレルギー反応あるいは刺激反応を起こし、皮疹が悪化することがあります。

 
● 吸入アレルギーによる悪化要因
  幼児期以降のアトピー性皮膚炎患者さんでは、ダニや室内塵、花粉、ペットの毛などの環境アレルゲンによって悪化することがあります。

● 汗への対応
  汗をかいて放置すると皮膚に刺激となるため、かいた後の汗は放置せずにシャワーを浴びたり、おしぼりなどで優しく拭き取ったりすることが大切です。また、汗で濡れた衣類を着替えるなどの対策も必要です。ただ、汗をかくことは極めて健全なことです。アトピー性皮膚炎が悪化すると、汗が出にくくなります。よく汗をかいた後は放置せず、すぐふき取ることが重要と言えます。

具体的な日常生活でアトピー性皮膚炎を悪化させないための工夫については、

「日常生活に関するQ&A」のコーナーに記載していますので併せてご覧ください。

アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より抜粋

アトピー性皮膚炎の診断

アトピー性皮膚炎には「アトピー性皮膚炎の診断基準」があり、主に、

  1. 痒みがあるかどうか
  2. 湿疹がアトピー性皮膚炎に特徴的なものであるかどうか、左右対側性に分布しているか
  3. 症状が慢性的に繰り返しおこっているかどうか

について照らし合わせて診断されます。

アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128(12): 2431-2502、2018より改変

診断や重症度の判断に用いる血液検査の指標

 

病院では皮膚や血液のアレルギー反応をみる検査も合わせて実施し、診断や重症度を判断するための参考にします。
主な指標としては、血清IgE値、末梢血好酸球数、血清LDH値、血清TARC値などがあります。

血清IgE値:
Igは免疫グロブリンの略で、ウィルスなどの異物を認識して排除してくれる物質です。血清IgE値はアトピー性皮膚炎患者さんの80%で高値を示すと言われています。
末梢好酸球数:
アトピー性皮膚炎の重症度が高いと数値が高くなるという関係性があり、また、病勢を評価するための指標となるとされています。
血清LDH値:
皮膚の炎症による組織傷害を反映していると考えられ、皮疹が改善すると、血清LDH値も正常値となる傾向があるため、皮疹が改善しても、数値が下がらない場合は、他の病気を合併している可能性も考えます。
血清TARC値:
アトピー性皮膚炎患者さんの血清中TARC値は、重症度に一致して上昇します。血清IgE値、LDH値、末梢血好酸球数と比べて、アトピー性皮膚炎の病勢をより鋭敏に反映している指標とされています。

そのため、「血清TARC値○○を目指しましょう」と、短期的な治療目標値に血清TARC値を設定して外用薬などの治療に取り組むこともあります。

アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より抜粋
中村晃一郎:別冊医学のあゆみ アトピー性皮膚炎UPDATE アトピー性皮膚炎の病勢を示す検査値:49-52、2016

―Let’s TRY

「ご自身のアトピーの状態を数値化してみましょう」

アトピーの状態をスコア化して、点数で評価する方法があります。

点数にしてみると、患者さん自身が思っているよりもスコアが高いということもあります。

 

POEM(The Patient Oriented Eczema Measure:ポエム)

このスコアは患者さんや保護者が記入するもので、患者さんと治療目標を一緒に共有し、治療を進めていくときに用いると有用とされています。

アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より抜粋
Charman CR et al.: Br J Dermatol 169: 1326―1332,2013

アトピー性皮膚炎の
治療の流れ

アトピー性皮膚炎には様々な治療の選択肢があり、治療が開始されるまでのおおまかな流れは以下のようになります。

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第2章 アトピー性皮膚炎をきちんと理解しましょう 小学館 : p51、2005より改変
アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より抜粋

アトピー性皮膚炎の治療ガイドラインにも記載されていますが、治療目標を持って取り組むのはとても大切なことです。将来、こうなりたいという遠い目標も大切ですが、「この1週間の治療目標はとにかくしっかり薬を塗って、痒みを今の3分の1まで減らしていきましょう」など、今回の治療をなんのためにやるか目標をしっかりと先生と話しておくことが治療を続けるためのモチベーションになります。

古江増隆:臨床と研究97巻3号:284-290,2020

治療の3本柱

アトピー性皮膚炎の治療の3本柱は以下の図に記したように、「薬による治療」、「スキンケア」、「悪化要因への対策」になります。

薬による治療をする

スキンケアをする

ダニなどアトピーの悪化要因に
なるものを見つけて除去する

この3つを治療の3本柱というのは、互いに支え合って立っているためです。スキンケアをさぼってお薬だけを塗るというように、どれか一つがグラグラしていると、治療の効果が期待できないと考えられています。

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第3章 薬による治療が基本です 小学館 : P58、2005より改変
アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より抜粋

「薬による治療」、「スキンケア」、
「悪化要因への対策」について詳しくご紹介します。

薬による治療


薬による治療には、塗り薬による外用療法と紫外線照射、飲み薬、注射などの全身療法があります。

外用療法

保湿外用薬
皮膚のバリア障害による乾燥肌を改善するためのお薬です。 アトピー性皮膚炎の標準治療のベースとなる治療法です。

ステロイド外用薬
皮膚の炎症を抑える塗り薬で、強さのランクによって塗る部位がガイドラインで定められています。症状が強い時には、皮膚の炎症を抑えるために、十分な量 をしっかりと塗る必要があります。

免疫抑制剤
アレルギーの免疫反応を抑える抗炎症作用により、皮膚炎の赤みやかゆみを抑 えます。目の周りや首などに使われることが多いお薬です。

全身療法

抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬
飲み薬として服用します。今ある痒みを抑える作用が主体です。このお薬はアトピー性皮膚炎以外に、花粉症やアレルギー性鼻炎、結膜炎、喘息などのアレルギー性疾患の治療でも使用されるため、他のアレルギー性疾患で病院を受診するときには、現在、すでに薬を服用していることを医師に伝えましょう。

生物学的製剤
アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚の内部で免疫細胞が産生している物質の働きを抑えます。それによって、皮膚の炎症を抑え、かゆみや皮疹などの症状を改善するお薬です。

JAK阻害剤
アトピー性皮膚炎の症状に関与する複数のサイトカイン(IL-4,IL-13,IL-31など)という物質の働きを抑えてかゆみや皮膚の炎症を抑えて効果を出すお薬です。塗り薬と飲み薬があります。

古江増隆:臨床と研究97巻3号:284-290,2020
江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第3章 薬による治療が基本です 小学館 : P58、2005より改変

スキンケア

スキンケアはアトピー性皮膚炎の治療の一つですが、症状が出ている、出ていないに関係なく行う必要があります。アトピー体質の人の皮膚は、症状が出ていない時や出ていない部分でも刺激に対して敏感な状態のため、スキンケアをしっかりと行い、皮膚のバリア機能をキープする必要があります。

●スキンケアの基本は、「適度な」清潔

皮膚の表面についている皮脂などのカスや汗、ほこり、日焼け止めの成分などを、刺激の少ない洗浄料とぬるま湯で洗い流して、皮膚の清潔を保つようにします。

1日1回入浴し、汗をかいたときや夏の朝はできれば、シャワーで汗を洗い流しましょう。

汗をそのままにすると、アトピーの悪化要因になります。ポイントは皮膚に刺激を与えない「適度な」というところです。

体を洗うのは手か柔らかい木綿のタオルかガーゼで

ナイロンタオル、スポンジ、ボディブラシは刺激があるのでNG

髪や顔、体についた洗浄料はきれいに洗い流す。髪の生え際には、洗顔料が残りやすいので注意しま しょう。

熱いお湯はNGです。目安は38〜40度のぬるま湯に20分以内

お風呂から出るときは、ぬるま湯のシャワーを全身に浴びて、ほてりを冷ましてから、柔らかいタオルで押さえるようにして水分を拭き取ります。

 

●スキンケアの仕上げは、「すばやい」保湿

入浴やシャワーをした後は、間髪入れずにすぐに保湿をします。目安は10分以内です。

保湿のコツは、皮膚がまだ湿っているくらいの状態で、手早く保湿薬などを塗ることです。洗顔や入浴の直後は、皮膚の角質層が水分を含んで膨らんだ状態になっているため、保湿成分が内部に吸収されやすいと考えられています。

江藤隆史 : おとなのアトピー 治療とライフスタイル〜メイク術まで 第3章 薬による治療が基本です 小学館 : P58、2005より改変
アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より抜粋

悪化させないための
ライフスタイル

お薬や毎日のスキンケアと併せて、アトピー性皮膚炎の治療で重要となるのが、日常生活の中でアトピーを悪化させている要因を見つけて、少しでもそれらを排除する対策を立てることです。

 

日常生活の中によくある悪化要因
唾液、汗、髪の毛の接触、衣類との摩擦などの日常生活での非特異的な刺激でアトピー性皮膚炎が悪化することがあります。

触れたものに対するアレルギーによる悪化要因
外用薬、化粧品,香料、金属、シャンプーやリンス、消毒薬などを触ったことでアレルギー反応を起こし、皮疹が悪化することがあります。

吸入アレルギーによる悪化要因
幼児期以降のアトピー性皮膚炎患者さんでは、ダニや室内塵、花粉、ペットの毛などの環境アレルゲンによって悪化することがあります。

汗への対応
汗をかいて放置すると皮膚に刺激となるため、かいた後の汗は放置せずにシャワーを浴びたり、おしぼりなどで優しく拭き取ったりすることが大切です。また、汗で濡れた衣類を着替えるなどの対策も必要です。

具体的な日常生活で アトピー性皮膚炎を
悪化させないための工夫については、
「日常生活に関するQ&A」 のコーナーに
記載していますので併せてご覧ください。

アトピー性皮膚炎ガイドライン: 日皮会誌, 128 (12) : 2431-2502、2018より抜粋